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2021年初詣はどうなる?
このページでは初詣や普段の参拝に役立つ知識、旅行の時などに使える便利な情報を整理しているのですが、2021年の初詣は一体どうなるのかが気懸かりですね。
コロナで密を避けるということで、誰も経験したことのないお正月。例年とは違う初詣になりそうです。
受け入れる神社も、場所によって全く方針が違うでしょうし、参拝する人の動きも読めません。
国はお正月休みを延長するように呼びかけていて、初詣も含めて人の動きを分散させようとしています。
新しい動きについてはこちらでもできるだけフォローしていきたいと思います。
神社のことを調べるには?
住んでいる近くの神社を調べるとか、出かける先にどんな神社があるかを調べたいときには、「神社本庁」で調べるのがわかりやすいと思います。
「神社本庁」とは、全国の神社を包括する宗教法人です。 多くの神社が「加盟」していて、その数は約8万です。
「本庁」とかいう名前なので、国とか都道府県とか役所の一種かなと思っていたのですが、行政機関とは違うみたいですね。
「神社本庁」は都道府県単位で「神社庁」を置いていて、それぞれにホームページを持っています。
各都道府県別の神社庁のホームページでは、地名や地図などから神社が検索できるようになっています。
それぞれ工夫されていますので都道府県ごとに違いを見るのも面白いです。
都道府県単位の神社庁の一覧は「神社本庁」のホームページに掲載されています。
メニューの中に「神社庁一覧」という項目がありますので、そこからご覧になるといいと思います。
そのほかの調べ方としては、GoogleやYahoo!で検索する方法もあります。
「千葉県神社庁」とか「東京都神社庁」、「京都府神社庁」のように、「神社庁」の前に都道府県名をつけて調べます。
ただし、「神社本庁」に加盟していない神社もありますので、全てがわかるわけではありません。
有名な神社で加盟されていないところとしては、靖国神社(東京都)、伏見稲荷大社(京都府)、日光東照宮(栃木県)、気多大社(石川県)、梨木神社(京都府)、富岡八幡宮(東京都)などがあります。
※「神社本庁」にない神社も、きちんとした神社です。
氏神様を調べるには?
氏神様とは?
私たちが住んでいる地域を守っている神社です。氏神さまは、鎮守さま、産土さまともいいます。氏神さまに対して、その地域に住んでいる人すべてを氏子といいます。たとえば、○○神社は××町の氏神、××町の住民は○○神社の氏子というような表現をします。
氏神のもともとの意味は、氏族、つまり血縁で結ばれた一族の守り神でした。たとえば、源氏の氏神は八幡さまというようにです。
それは、氏族が一定の地域に集団で暮らし、神々をまつっていた古代社会の名残です。それが、時代が下るにつれて、地域の守り神へと変遷してきたのです。(↑ 神社本庁ホームページの解説から引用)
氏神様を調べるには、各都道府県の神社庁のサイトで近くの神社を調べるのがいちばん手っ取り早いです。
ただし、正確でない場合があります。
上で解説したように、神社本庁に加盟していない神社もあるからです。
それに、加盟されていても、行政の区割りと神社のエリア分けが必ずしも一致していない場合があります。
都道府県の神社庁か、お近くの神社に直接お問い合わせされるのが正確だと思います。
ただね、「氏神様」って、いろいろな考え方ができるのではないでしょうか。
神社本庁の解説では、今は、ざっくりと「地域の守り神」ということです。
でも、「産土」(うぶすな)さまというのは、本来は生まれた土地の神社ですよね。
最近は自宅で出産する人は少なくて、多くは病院です。
ということは、生まれた病院の近くの神社が「産土」さまということにならないですかね?
あまり意識する人は少ないかもしれませんが、住んでいる地域の神様だけでなく、生まれた土地の神様というのも本来の「産土」さまとしてお参りしたらいいんじゃないかと思います。
(個人の感想です)
これで安心。神社の参拝方法
神社にお参りするとき、前の人が参拝している様子をじっと観察して、まねしたことってありませんか?
私はあります(キッパリ)
でも「あってるのかな?」「間違ってるのかな?」などと不安な状態でオドオドしながら神社に行くのはもう嫌なので、勉強しました。
ここでまとめておきますね。
鳥居をくぐる時~参道を歩くとき
鳥居が神社の入り口になりますので、ここで一礼して入ります。
真ん中の部分は神様の通り道とされますので、中心を外して通っていきます。
手水(ちょうず)の手順と作法
水場で身体と心を清めます。
(1)柄杓(ひしゃく)を右手に持って、左手に水をかけます
(2)柄杓を左手に持ち替えて、右手に水をかけます
(3)もういちど柄杓を右手に持ち替えて、左手の平に水を受けて口をすすぎます
(4)口をすすいだあと、左手に水を流します
(5) 水の入った状態で柄杓を立てて、柄杓の持ち手の部分に水を流して洗います
(6)柄杓をもとのように伏せて置きます
みなさんご存じでしたか? 柄杓の持ち手って最後に洗うんですね。
私は知りませんでした。ちょっと恥ずかしいです。
※コロナの影響で今後お作法が変わるかもしれません
参拝の手順と作法
(1)賽銭箱の前に立ったら一礼します
(2)賽銭箱にお賽銭を「そっと」入れます
(5)鈴があるときは鈴を鳴らします
(4)「2礼2拍手1礼」で参拝します
「2礼2拍手1礼」のやりかた
(1)礼を2回します
(2)胸の位置で両手を合わせ、右手を少し手前に引いて柏手(かしわで)を2回打ちます
(3)手を合わせて祈ります
(4)合掌を解いて、最後に礼をします
※祈るときは自分の名前と住所、生年月日を申し述べるとよいそうです。
参拝の作法・・・もしかしたら本当に大事なこと
と、ここまで説明してきて突然ひっくり返すようなことを書きますがすみません。
参拝の時に作法を守って態度で示すのは大事なことです。
でも、態度だけでは足りなくて、本当に大事なのは「心がけ」なんじゃないかと思います。
「心がけ」が作法をつくっています。
たとえば、鳥居のところで一礼するのは、よそ様の敷地にお邪魔する気持ちの表れですよね。
たとえば、柄杓の持ち手を清めるのは、次に使う人への配慮もありますよね。
たとえば、お賽銭をポイッと投げ入れたりせずにそっと賽銭箱に入れるのも、お金も相手も大事な存在だという気持ちの表れですよね。
それに、神社は本来願い事をするところではないという人もいます。
「日々の感謝を伝えるところ」であり、「神様の繁栄を祈り伝えるところ」であると。
「自分が」「自分が」というのは神聖な場であさましいと。
これは直感的に正しい気がします。
人は他人の役に立とうとするとき、他人を助けようとするとき、いちばん力が発揮できると感じるので。
あくまでも個人の感想ですが。
全国初詣ランキング
以前は警察が初詣の人出を公表していましたが、今は発表されなくなりました。
ここでは、ジョルダンのランキングを参考に人出の多い神社をご紹介します。
(以下の写真は楽天トラベルにリンクすることで使わせていただいています)
1位 成田山新勝寺(千葉)
2位 明治神宮(東京)
3位 川崎大師 平間寺(神奈川)
4位 浅草寺(東京)
5位 伏見稲荷大社(京都)
5位 鶴岡八幡宮(神奈川)
7位 住吉大社(大阪)
8位 熱田神宮(愛知)
9位 武蔵一宮 氷川神社(埼玉)
10位 宮地嶽神社(福岡)
10位 太宰府天満宮(福岡)
12位 豊川稲荷(愛知)
12位 生田神社(兵庫)
14位 湊川神社(楠公さん)(兵庫)
15位 橿原神宮(奈良)
16位 笠間稲荷神社(茨城)
17位 伊奈波神社(岐阜)
18位 北海道神宮(北海道)
19位 成田山不動尊(成田山大阪別院 明王院)(大阪)
19位 愛宕神社(福岡)
トップの成田山新勝寺で314万人、2位の明治神宮で約312万人とのことです。
有名な伊勢神宮はトップ20には出てこないんですね。
正月3が日の間には、ここまで足を運ばれないということでしょうか。
ランキングとは関係ないんですが、知り合いに以前教えてもらった話で、浅草の今戸神社が縁結びに御利益があるということで人気があるそうです。
近くの方は参拝されてもいいかもしれませんね。
ちなみに、初詣、いつまでが初詣かというと、地域などによっても異なりますがだいたい「松の内」(1月7日まで。関西は15日)なら間違いないということです。
初詣ランキングを掲載しているサイトの紹介
初詣のランキングを掲載しているサイトは検索したらいっぱい出てきます。
このブログでは、それらの中でも、人出、アクセス数、人気投票といった違う視点からランキングを掲載している代表的なサイトをご紹介しますね。
ジョルダン
このサイトの情報は、最近の人出をもとにしたソートができました。
このブログでも参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
公益社団法人日本観光振興協会
公的な感じがするサイトです。
ランキングの順位は、直近1週間でアクセスの多いページの順番になっています。
人出の多い少ないとは直接的に関係はなさそうです。
楽天トラベル
こちらは人気投票によるランキングになります。
2019年の特集になっていますが、そのうち最新のものが掲載されるのではないかと思います。
神社のお札の値段
神社のお札の値段を知りたいというお問い合わせがありましたので、調べました。
値段とか料金というと下世話な感じなので「初穂料」(はつほりょう)や「玉串料」(たまぐしりょう)と呼んだ方がいいですが。
神社によって違いますが、相場は500円、700円、800円、1000円、1500円という設定が多いようです。
ご存じですか?神社検定
神社検定というがあるのをご存じですか?
神社検定は、 一般財団法人日本文化興隆財団が年1回実施しているもので、2013年からはじまりました。
1級から3級まであって、2019年までのトータルの受験者は27,931人にのぼります。
第8回(2019年)2,799人(1級~3級)
第7回(2018年)2,736人(1級~3級)
第6回(2017年)2,763人(1級~3級)
第5回(2016年)2,868人(1級~3級)
第4回(2015年)2,436人(1級~3級)
第3回(2014年)3,375人(1級~3級)
第2回(2013年)5,398人(2級、3級)
第1回(2012年)5,556人(3級)
次の検定は2021年6月に予定されています。
(コロナの影響で2020年に予定されていた第9回の検定は2021年に延期されました)
公式サイトでは過去問は公開されていませんが、1~3級までのサンプル問題を解くことが出来ます。
私は3級の問題にトライして20問中12問が正解でした。7割が合格ラインなのでこれでは不合格ですね(^^;)
出題されるテキストが決まっているので、買って勉強してみようとかなと思います。
あと、大きなテーマとして、平成32年(2020年)までは、「神話と遷宮」というのが設定されてます。 公式サイトでは級ごとにどんな問題が出るかというのがテキストとの関連で説明されているページがありますので、必ず読んでおきたい内容です。